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ケネディ大統領、ケネディファミリー及びその周辺についてのケネディマニア日記です。
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グッドナイト&グッドラック

アメリカの放送ジャーナリストの先駆者で、のちにケネディ政権の広報・文化交流庁(USIA)長官となったエド・マローの実話に基づく映画「グッドナイト&グッドラック」(ジョージ・クルーニー監督、2005年、米映画)が、5月、ヴァージンTOHOシネマズ六本木ヒルズ他でロードショー公開される。

瀬戸川宗太さん(映画評論家)からいただいたマスコミ試写会用の宣伝文によれば、

*「1950年代、アメリカ。マッカーシー上院議員による"赤狩り"が数千人に及ぶ国民から職を奪い、恐怖が全米を覆っていた。報復を恐れるマスコミが批判を控える中、議員の真の姿を報じ、アメリカに自由を取り戻したのは、ひとりのニュースキャスターと、彼と共に闘った記者達だった。ジョージ・クルーニーの監督第2作は、大手テレビ局CBSの人気キャスターでありながら、自らの人生を危機に晒してまでも不当な権力と闘い、「テレビ・ジャーナリズムの父」と今も讃えられるエド・マローの実話に基づく物語。当時、全米を勇気と感動で満たしたマロー達の壮絶な闘いは、ニュースキャスターだった父をもつクルーニーにとって特別な意味をもっており、アメリカや世界がテロによって保守化する今、敢えて挑んだ渾身の一作である。」

とある。

エド・マローとケネディとの関係については、田草川弘著『ニュースキャスター エド・マローが報道した現代史』(中公新書)の中に、短いが要を得た文章がある。

*「マローがケネディ政権下で働いたのは1千日にも満たない。しかも、後半は病気がちで満足に働いたとも思えない。しかし、その間にマローのケネディ観はすっかり変わっていた。毛嫌いしていたケネディに請われ、CBSを追われるようにしてワシントンに来た頃は、いささか相手を見下していたようだ。それがだんだん変わってゆく。
「あの坊や」がいつの間にか「あの若者」になる。ピッグス湾作戦失敗のあとあっさりと判断の誤りを認めたケネディをマローは見直し、「あの若者はただものではない」と語っている。そして、キューバ・ミサイル危機を見事に乗り切ったケネディの度胸にマローは舌を巻いた。「肝の据わった大統領だ」と賛辞を惜しまなかった。その後は私的な会話の中でも「あの若者」とは呼ばず、「大統領」と言うようになっていった。」(同著205頁)

ケネディ暗殺の報を聞いたとき、マローは体が弱っていた。それでもケネディ大統領の棺に最後の別れをするために、力をふりしぼってホワイトハウスへ向かい、たびたび気を失いそうになりながら、ようやくイーストルームにたどりついた。だがすでに力尽きていたマローは、安置されたケネディ大統領の棺のそばに歩いていくこともできず、部屋の隅の椅子に放心したように座っていたという。

その後、ジョンソン大統領に辞表を提出。安住の地を求めて、カルフォルニア、ワシントン、ニューヨークを彷徨ったが、1965年4月27日、死去。享年57歳であった。

テロとの戦争という名目で、政府に野放図な盗聴さえ許してしまう今のアメリカをマローが見たらどのように思うのだろうか。その意味でも公開されたら、ぜひ映画館へ行って見たい映画である。
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by Kennedy-Society | 2006-02-18 13:53 | テレビ・映画・舞台

ケネディ関連私家本(1)

小池英夫著
『私家版 ケネディ暗殺事件見聞録』
発行者 小池明子 発行所 亜米利加堂書肆 製作 株式会社西友(横須賀店)
1985年10月1日 B六判 113頁 カバー付き
(内容)
前口上

第一章 テキサスハットは悲しからずや

 アサシネーション! 絹を裂く女性の悲鳴
 夜の暗殺現場 開く不気味な悪魔の窓
 これが暗殺犯人か 気弱な店員風の男
 ケネディ抹殺!! 政治的大陰謀事件か 
 入ります! ポーカー賭博とジョッブ・マーケティング
 銃声一発  「ユー、サンノブビッチ!」
 勧進帳の目撃記事 日本で大スクープに
 地元二紙驚異 決定的瞬間をみごとカメラに
 その政治的狂信 単独犯行と売名的行為
 
第二章 ケネディ神話の崩壊

 盛者必衰というもあわれ 悲劇相つぐ
 若き日の名論文 武勇伝も否定されて

あとがき

   *     *     *     *     *     *     *     *

本書の著者小池英夫氏は、ケネディ暗殺当時、産経新聞大阪本社社会部記者。社内海外留学生としてサンフランシスコ在住中であったが、ケネディ暗殺の報を聞き、事件発生10時間後にダラス入り。

ダラス市警察本部地下駐車場で、オズワルドの移送を取材中、著者のすぐ右隣にいたジャック・ルビーがオズワルドを射殺する瞬間を目撃。その目撃記事が「オズワルドの最後 その一瞬わたしは見た」というタイトルで、産経新聞1963年11月25日夕刊トップを飾った。

のち、
小池英夫著『ケネディ暗殺事件見聞録』 ラ・テール出版局 1996年11月22日 B六判 113頁 カバー、帯付き ISBN4-947681-12-8 1600円
として、新装版が刊行された。
その帯には「ケネディ暗殺、現地ダラスでは、一人の新聞留学生が、激烈な取材合戦の渦の中に飛び込み、孤軍奮闘。当時の生々しいレポートが蘇る」とある。

この本を入手して読み、著者にお会いして当時の話をうかがおうと思って出版社に連絡したが、「著者は最近亡くなられました」とのことで、お会いできなかったのが残念でならない。著者のご冥福を祈りたい。
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by Kennedy-Society | 2006-02-11 11:29 | ケネディ暗殺