ボビーの誕生日 |
1925年11月20日、ロバート・フランシス・ケネディ、マサチューセッツ州ボストン・ブルックラインで誕生。 今日は、そのボビーの誕生日。 生きていれば今年82歳。 どんなジイサンになっていたのだろう。 うん、きっと素敵なジイサンになっていたに違いない。 日本で、素敵なジイサンというと 白洲次郎(実業家) 天本英世(俳優) 品川力(古書店主) 松本克平(俳優) 福田久賀男(近代文学研究) などの顔が浮かぶ。 この中では、権力の中枢にいながら権力からは最も遠い、そんな不思議な魅力があった白洲次郎(吉田茂の懐刀といわれた)が、ボビーに最も近いような気もする。 白洲次郎は、目上には厳しいが目下には限りなく優しい。 世の偉いジイサンたちは、自分が無礼なくせに目下の者に「無礼なことを言うな」と子どもみたいに怒鳴るようなジイサンばかりだ。その点、白洲次郎は上に向かっては怒鳴るが「自分より目下の者には、優しくしろよ」と、決して目下の者には威張ることはなかった。それどころか、無類と言っていいほど優しかったという。 昭和25年、電気事業再編審議会会長の松永安左衛門(74歳)が腰掛けている前のデスクに、白洲次郎(48歳)が横座りになって「そりゃ、ジイサン!あんたの理屈だ!」と大声で怒鳴っていたという有名なエピソードがあるが、松永といえば当時周りの人々は腫れ物に触るように畏れていた電力業界のドン。そのドンに30歳近くも年下の白洲次郎が喰ってかかっていたので、それを目撃した人は度肝を抜かれる思いであったという。 ボビーが上院マクレラン委員会で、チームスターズのジミー・ホッファーとやりあっているシーンが、一瞬、思い浮かぶようなエピソード。いいなあ~こういう人物。 今は「何百回もゴルフ接待受けてました」とか「記憶にありません(=政界用語で「事実ですが、今は認めるわけにはいきません」)というような人物が、国を守るべき防衛省の事務方トップであり、大臣であった、そんな時代。情けない。 *画像:皮ジャンがよく似合っていますボビー。 |
by kennedy-society
| 2007-11-20 15:55
| ロバート・F・ケネディ
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